カンボジア、シェムリアップ


12/19(火)~12/23(土)、3泊5日の一人旅。

一昨年のタイ、昨年のベトナムに続き、今年も東南アジア。

日本からシェムリアップへの直行便は今のところ存在しないので、最低乗り継ぎ1回。


往復ベトナム航空。込み込み6万くらい。安い。

行きはハノイ、帰りはホーチミン経由。


ベトナム航空には初めて乗りましたが、CAさんの制服はやはりアオザイ。

やはり脇腹がチラチラ見える。席は通路側がおすすめ。



★12/19(火) 1日目


池袋から始発のリムジンバスで成田へ。

Wifi借りて、両替して(USドル)、コンセント買って、ようやく一杯。


10時発の飛行機でまずベトナム、ハノイへ。

機内は圧倒的にベトナム人が多く、欧米人、日本人がちらほら。


機内食。ベトナム料理は出なかった。ビールは日本かベトナムか選べる。


6時間くらいでハノイに着いたが、海外での乗り継ぎは久々。一人では初めて。

どこに行ったらいいのか迷う。

それらしき列を見つけて無事に搭乗フロアの保安検査へ。


しかし並んでいる間に乗り継ぎ便の離陸時間が迫ってくる。

乗り継ぎ時間は元々1時間しかないので焦る。

ショートカットして先頭に割り込む人が何人かいたので、自分も真似してチケットの時間を見せながらショートカットしぎりぎり間に合う。


現地時間17時頃(時差2時間なので日本だと19時)、お寺みたいなかわいいシェムリアップ国際空港に到着。

空港でビザ申請。30ドル。手続きがちょっと心配だったけど問題なし。

写真を忘れたので+2ドル。日本で写真を用意するよりこちらのほうがいいかも。


東南アジア特有の、飛行機を降りた時のあの「ムワッ」という感じが今回は無く、涼しい。

長袖は着たまま。汗をかきに来たのに期待外れ。


予定通り宿のトゥクトゥクが迎えに来てくれた。

移動で疲れたので、初日の夕食は宿で簡単に済ませた。

カンボジアのよくある食事。卵の下に炒めた牛肉が隠れている。

炊き立てのご飯はおいしい。

生ビールは0.5ドル。1ドル払うと2000リエルのお釣りがくる。


1ドル≒4000リエル。

現地通貨のリエルは小銭の代わりでしかなく、コインはなく紙幣だけ。


宿で飼われている猫たち。あと2匹いるらしい。

この日と翌日くらいまでは例年になく寒かったらしく、人間は普通に長袖長ズボン。

自分も長い靴下を持ってくればよかったと後悔。


猫たちも寒いらしく、飲んでると足の上にどんどん乗ってくる。初対面なのにありがたい歓迎。

猫いいね。


酔っぱらって散歩。高級ホテルの前はクリスマス。

コンビニで買った安いウィスキー。ミャンマーのものらしいけど、よく寝られた。



★12/20(水) 二日目


朝早くから出かけるつもりが寝坊。

今回の宿。シティプレミアムゲストハウス。とても居心地がよい。

シングル14ドル。ドミトリーはもっと安い。

日本人スタッフが常時いて各種相談にのってくれる。


宿泊者もほとんど日本人。といっても閑散時期なので5~6人くらいしかいませんでしたが。

遠出する場合は車代が結構かかるので、シェアできる人がいればいいなと期待。


宿の前の路地。通りから一本入っただけでこんな感じ。

朝食も宿ですませ(無料)、10時前には出発。早速本命のアンコール遺跡群へ。


景色が楽しい。

現地人のバイクや車の使い方がかなりでたらめで、ナンバーの付いてないバイクは珍しくなく、大量の日用品、プロパンガス、鉄骨、人、屋台、何でも運ぶ。

まずチケット売り場。アンコール遺跡群1日券、37ドル。写真はその場で撮られる。

カンボジア人は無料。


この旅でかなりお世話になった宿専属ドライバーのニャンさん。とても頼りになる。

やりとりは英語だけどぎりぎりなんとかなった。

このバイクは見た目のわりに速度が出ない近距離用。


まずアンコールワット。

元々の参道は改修工事中で、ふわふわする浮き橋を渡る。

サルたちは、客の持っているコンビニ袋を片っ端からひったくる。

内部へ。ガイドは付けなかったので終始自由行動。

第三回廊への階段は1か所しかなく、30分くらい並んだ。

階段がかなり急で、手すりもぐらぐらして怖い。

下りも怖い。

アンコールワットに来た証拠。通りすがりの欧米人に撮ってもらった。

いい記念写真。


次はアンコールトム。入口の門。


アンコールトムのメイン、バイヨン。


パプーオン。


ピミアナカス。ここは登れない。


王宮跡の門。

客を待つドライバーたちは木陰で待機。

仲間で雑談したり、トゥクトゥクに備え付けてあるハンモックで昼寝してたり。

トゥクトゥクはバンコクなどとは違い、バイクが馬車を引いている感じ。

昼食は遺跡の脇にあった食堂でイエローカレー。

観光地価格だけど意外とおいしかった。


タプローム遺跡に移動。

アンコールワットやアンコールトムと違い、あえて修復していない遺跡。

ラピュタのモデルともいわれているらしい。

樹木に侵食されている。

肝心なところには観光客がいっぱいだけど、この日はどこに行っても日本人はいなかった。もしくは目立たない。

遺跡によく咲いてた花。

遺跡でお腹いっぱい。集中して見ていたのでちょっと疲れた。


気分転換に市街地のオールドマーケットで降ろしてもらい、宿まで歩いて帰る。


夕食は、向かいの宿の日本人のおじさまについていったところなりゆき上、日本食にたどり着いてしまい、サラダとコロッケ、あえ物など、特に珍しくもないものを頂いた。

ただしおじさまの馴染みのトゥクトゥクドライバーの夫婦と一緒で、特に奥さん(19)が初めての日本食。反応が面白かった。


宿に戻って飲みなおしてから就寝。



★12/21(木) 三日目


朝6時発。宿にいた若者とトゥクトゥクをシェアして、郊外のベンメリア遺跡へ。

案の定、早朝は寒く、上はダウン着ても足が寒い。

片道60キロくらい。


トゥクトゥクは昨日とは違くて結構スピードが出るやつ。余計に寒い。

向こうの車は二重追い越しとか普通。

普通に対向車線に出てくるので最悪は路肩で車をよける。

カンボジアは右側通行。自分は左側に座ったせいでさらに怖い。

眠いけど寝られない。


2時間弱でベンメリアに到着。けっこう長く感じた。

トゥクトゥクでこれる距離としてはギリギリかな。


とはいえ、途中の風景は楽しくて、トラクターも結構走ってた。

集落の家は、雨季対策なのか高床式が多い。

牛を飼っている家も多くて、牛に荷車を引かせているのも見かけた。


昨日とは違い、ひっそりとした静かな朝の遺跡探訪。

しかしこれも、あと数時間するとグループツアーの中国人でごった返すそう。

実際、帰りの田舎道で10台以上の大型バスとすれ違った。

宿の言う通りに早起きしておいてよかった。


荒廃した遺跡の中に木道が敷いてあって、

歩ける範囲はアンコールワットよりもかなり少ない。

掃除してたお兄さんに日本人かと聞かれ、そうだと言ったら、こっちこっち、と立ち入り禁止っぽいところに案内され、早起きっていいなー、カンボジアっていいなー、と思っていたら、最後にしっかり2ドル請求された。

朝食は、竹に入った米。名前忘れた。

味は、少し甘みのある赤飯。赤くはない。

国道沿いの一定の区間、2キロくらいの間にずらずらっと店が並んでいた。

どの店も女性がやっていて、1本1ドル。

11時頃には宿に戻って、ビール飲んで昼寝。


15時に今度は一人で、トンレサップ湖の夕日を見るために出発。

東南アジア最大の湖。琵琶湖より全然大きい。

コンポンプルックという村へ向かう。


先にチケット売り場がある。エンジンボートが21ドル。

途中で乗り換えるオプションの手漕ぎボートは5ドルだが、これは後で。


未舗装路に入る前にマスクを渡される。すごい砂ぼこり。

広いあぜ道みたいなところを車とバイクが行き交う。

道の横では、乾季で水が引いたところに田んぼを作っていると思われる。


乗り場でチケットを見せ、船頭を指定される。

船頭は村のお兄さんお父さんたち。

私の担当は若いイケメン船頭。


船は簡素な木造船。爆音。

古いトラックのエンジンを流用していると思われる。


見えてくる水上集落。想像以上の衝撃的光景。

スマホの写真では伝わりにくいけど、生活感がすごい。

ブログの最後に動画を貼ったので、そちらのほうがイメージつかめるかも。

お寺もあり、子供も大勢いる。学校もあるのかな。


別料金の手漕ぎボート。こちらはお姉さんお母さんたち。

中には子連れのお母さんもいる。

普通5ドルだけど、一人だからなのか10ドル取られた。まあいいかと思うことに。

再びエンジンボートに乗り換え、トンレサップ湖に出た。

やはり広い。対岸の気配は全くない。

雲が多いけど夕日はどうかな?

いい感じになるまでしばらく待機。

カンボジアの国旗はアンコールワット。

きました。

イケメン船頭が絵になるなあ。

まあまあだったんじゃないでしょうか。

帰り道の夕焼けもきれい。

寄宿後、宿にいた客を捕まえて夕食へ。前日に存在を知ったカンボジアンBBQ。

宿の他の客はみんな自分より若く、だいたい20代。

日本人とはいえ出身、現住所、職業などはバラバラ。

海外赴任者もいればバックパッカーもいる。色んな人の話を聞くのが楽しい。

問題のカンボジアンBBQ。もしくはクメールBBQ。

肉は牛と豚。スープを横に注いで野菜は煮る。

うまーい。同時に焼肉と鍋。

肉は新鮮で、脂少な目でおいしかった。


野菜はあまり食べる機会がないのでありがたい。

白菜、チンゲン菜、茎っぽいやつ、シメジ、エノキ等。


宿からすぐの国道沿いにある店ですが、値段が良心的。

缶ビールはコンビニで買うよりもなぜか安い。素晴らしい。

基本セットに肉野菜を追加して、ビール4~5本ずつ飲んで、一人たったの10ドル。

明日にでもまた行きたい店。

たれは自分で作る感じだけど、このソースが気に入った。

中華食材っぽいけど、裏にメイドインカンボジアって書いてあった。

宿に戻ってまた飲む。猫が乗ってくる。すっかり定着の流れ。

直前までケンカしていた割に仲のいい猫たち。



★12/22(木) 四日目、現地最終日


夜の飛行機で帰国予定だが、その前に宿で知り合った若者たちと遠征。

実は密かに狙ってたタイ国境、プリアヴィヒアの遺跡。

運よく3人集まり車をチャーター。100ドルを割り勘。

トゥクトゥクとは違い快適な移動かと思いきや、道悪いしめっちゃ飛ばす。

かなり飛ばして片道4時間。

怖かったけど、1時間くらいは寝られた。

朝食で立ち寄った町。

なぜか我らはいわゆるインスタント麺。カンボジア人のドライバーにはフォー。

どちらがいいと思われているのかわからないけど、歓迎しない味だった。6ドル。

山のふもとで、四駆の車かバイクに乗り換えが必要なシステム。

四駆は1台30ドル。バイクは一人5ドル。

我々はバイクを選択。正解。


激坂で振り落とされそうで怖かったけど楽しい。バイクおすすめ。

ちなみに運転手はヘルメット着用、客はノーヘル。

カンボジアで2番目の世界遺産。プリアヴィヒア。天空寺院。

数年前にタイ軍との間で銃撃戦が起きたデリケートな場所のようで、今も軍人が銃を持って警備していた。タイ人は入れないらしい。

激坂の途中に塹壕の跡も残っていた。

遺跡の裏が断崖になっていて、カンボジア側の眺めがいい。

パノラマ写真撮ってみたけど。

ここにもサルがいるのでコンビニ袋に注意。

下山のバイクも怖い。結構飛ばす。


昼食。ルックラック。ご飯が堅かった。

宿で食べたやつの方がおいしい。

帰り道に寄ってくれた地雷博物館。

内戦のことにも興味があったのでドライバーさんに感謝。

地雷処理を民間レベルでやっていた団体の創始者が「アキ・ラ」というカンボジア人だそうで。私もアキラなので、変な感じ。


宿に戻ってあとはお土産買って終了かなと思っていたが、

昨日のトゥクトゥク代の未払いが発覚。


手持ちの現金では足りず、VISAで引き出そうとしたが上手くいかず。

暗証番号がはじかれ大汗。普段使っていないカードを持ってくるんじゃなかった。

(単に暗証番号を勘違いしていただけということが帰国後に発覚)


宿に戻って相談すると、トゥクトゥク代はカードで大丈夫とのこと。

先に聞いておけばよかった。


一安心して、あとは飛行機の時間までビール飲みながら宿のBBQ。

焼きナスとか焼き鳥とか。

さよならシェムリアップ。

空港でしめのフォー。

21:35発のホーチミン行きのはずなのに、乗り込んだ飛行機が21:15頃に動き出し焦る。

間違えて乗せられることはないと思うし、アナウンスではホーチミン行きって言っているみたいだから大丈夫だろうと。

実際、便名も合っていたので、単に早く出発しただけみたい。

遅れることはあっても早く出るなんて初めて。


シェムリアップからホーチミンまでは1時間かからない。



★12/23(土) 五日目


0:20発、ホーチミンから成田へ。

帰りも短い乗り継ぎ時間でしたが、トラブルなくスムーズ。


朝食。和食を選んでみたが失敗。なますそんなにいらない。

あーあ、帰ってきてしまった。

カンボジア、近いうちにまた行きたい。



【特典映像】乗り物動画。少し撮ってあったものをつなげただけですが。

なんてつの日記

※個人の感想です。

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